時差通勤・フレックスタイム制

 徳島市では朝夕の通勤時間帯に著しい渋滞が発生しています。これは通勤時間が集中しているために起こる現象で、土曜日には緩和され、日曜日には発生していません。
 したがって、時差通勤などにより自動車の利用時間を変更したり、自動車交通量の平準化を図ることで渋滞の解消や緩和ができます。
 自動車利用時間の変更方法としては次の2つのメニューがあります。

 メニュー1/時差通勤
事業所の労働者の全部または一部の始業時間を混雑ピーク時からずらして、周囲の事業所や同一事業所内で出退勤時間に時差をつける制度です。

 メニュー2/フレックスタイム制
労使間の協定により、企業の定めたコアタイム(必ず勤務する時間帯)を含むという条件付きで、労働者が1週、1月などを単位にして、一定の時間帯の中で勤務の開始と終了を自由に選択できる制度です。

時差通勤やフレックスタイム制を取りいれているところはありますか。
徳島県や徳島県警察本部をはじめ、徳島市に本社がある従業員50人以上の民間事業所のうち、時差通勤制度を会社全体または部分的に導入実施している事業所は約30%あります。
徳島県はどのように時差通勤を取り入れているのですか。
徳島県では、平成6年6月1日から本庁と病院等を除く市内出先機関に勤務する県庁職員と県警察本部職員を対象とした時差通勤を試行しており、県の外郭団体においても、公社・協会等7団体でもあわせて実施しています。
これにより、試行対象職員総数2,600人のうち、約半数弱の1,200人が始業時間を午前8時30分から午前9時30分へシフトすることになり、自動車で通勤する職員の車が渋滞ピーク時から外れます。


徳島地区渋滞対策推進協議会からのお願いです。
 徳島地区渋滞対策推進協議会からの時差通勤導入に向けたご協力のお願いです。
 時差通勤が一定規模で実施されるようになれば、必ず渋滞緩和をみなさんに実感していただけると思います。
 導入するにあたっては、社内のコンセンサス作りや取引先との関係、就業条件などいくつかの課題を解決する必要があると思います。
 しかし、既に徳島地区でも時差通勤を導入している企業もいくつかあります。
 毎日の通勤ストレスから解放されることで労働効率が向上し、渋滞緩和という社会的貢献をしていただくこととなります。
 徳島市を交通渋滞や公害のない快適で住みやすい街にするためにはみなさまのご理解とご協力が必要です。
 時差通勤に興味・関心のある個人、団体、企業のみなさん各種資料の提供やご相談に応じます。
 私たちと一緒に、徳島市を渋滞や環境にやさしい快適で住みやすい街にかえてみませんか。